あいすのポケモン日記

上手ぶりとんボルチェン

SVシングルS18最終126位レート2102 新時代攻めサイクルミライランドラオス


結果画像・構築画像







TN ice 最終126位 最終・最高レート2102 最終日9勝2敗

サブロム約200戦、115勝85敗くらい。

サブロムは溶かしたので1ロム特攻になりましたが、魂の7連勝。


使用構築


使用難易度が非常に高い為、参考にする際は根気強く使ってみてください。レンタル欲しい場合はFFの方のみDMにて言ってもらえれば貼ります。


目次(ドクガからなんかズレてる...)

挨拶・構築経緯


あいすと申します。S18お疲れ様でした。
今期は目標だったレート2100を達成出来て、並びの思い入れも強い為構築記事を書くことにしました。新ルール1シーズン目だったので、参考になれば幸いです。

PC用に書いているので、スマートフォンの方は読みづらいかもしれません。
急ピッチで作成したので、誤字脱字・日本語の間違いなどもあったらすみません。
13000文字あるので、時間の無い方は適当に飛ばしながら読んでください!


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https://twitter.com/IceplantBax


スカーフミライドンが優秀な耐性、数値による繰り出し性能や超火力の崩し、高いSからの縛りや電磁波の拒否に対面操作など、非常に多くの優秀な要素を持った攻めサイクルにおける理想的なポケモンだったので迷わず軸にすることに。

相方としてパオジアンに引き先になれる、地面タイプを裏ごと貫ける、などの要素を持つ物理アタッカーとしてハチマキみずウーラオスを採用。

クッションとして物理も特殊もある程度いけて、地面の一貫を切れるチョッキランドロスを採用。自身の練度が高いのも大きい。


ここまでの3体を基本選出として、きつい相手を考えると

・ミライツツミ
・トリルガチグマ、白バド等
カイオーガ
・イダイトウ♂

主にこの辺り。これら全てに強く、スカーフ黒バドに強い顔が出来るポケモンとして残飯チオンジェンを採用。単体で見れる範囲も広く、ディンルーなどの地面にミライドンのとんぼと合わせてテンポを取れる。

これだとコライカミの並びにあまり強くなく、純粋にメガネカミも重い。パオジアン入りにウーラオス確定なのも渋いので、そこにも強く重めなテラパゴスにも雰囲気いけるエレキシードテツノドクガを採用。知り合いであるそうてんさんが配信で使っていたものを使わせて頂きました。

最後に、ホウオウサイクルを崩しにくい・ドオーが重いという問題が気になったのでそこを破壊する枠として火炎玉原種ガチグマを採用。対面操作の多い軸と相性が良く、ハチマキウーラオスと合わせて物理受けに役割集中を行う。


これで構築が完成。プチ自慢だが、ミライランドラオスチオンの並びは4月5日の時点で既にできていて、その時の事前考察の机上論が全て上手くいっていた。


タイプ受けサイクルの観点において、今までは全タイプの一貫を切るべきだと考えていましたが今期はノーマル・ドラゴンの一貫が残っていた。

ミライドンのお陰でかなり攻めに寄ったサイクルを作れた為、相手の技を受けるばかりではなくこちらから攻めていけるようになっており結果的に一部のタイプは一貫していても大丈夫だった。


個体解説にはポケソルテキストを使用させていただいております。


コンセプト
・全対応タイプ受け攻めサイクル
・対面操作を駆使して相手をいなし、すぐに攻めに転じられる並び
・電磁波、一撃必殺による運ゲーをしない
・ミライドン対策となる地面タイプに対して明確な解答を用意する
・練度の高いサイクル構築でプレイング、構築力で勝つ
・全ての試合に勝つことを目指す


主な勝ち筋
・対面操作からミライドン、ウーラオスで崩して数的有利の確保。そこから3体で回して詰めに行き、相手3体を倒しきる。

・対面操作や定数の削りからミライドン、ウーラオスの一貫を作る。

・数的有利、毒びしを絡めたチオンジェンでの詰ませ。

・ガチグマ、ウーラオスの役割集中によるサイクル破壊。



個体解説


ミライドン @ こだわりスカーフ

テラスタイプ: でんき
特性: ハドロンエンジン
性格: ひかえめ
195(156)-94-121(4)-204(244)-136(4)-168(100)
イナズマドライブ / りゅうせいぐん / ボルトチェンジ / とんぼがえり

調整意図
HB…特化ハチマキウーラオスのインファ87.5%耐え
HD...特化カミのムンフォ確定耐え 特化メガネオーガのれいび乱数上から2つ切って耐え
C…余り
S…最速スカーフイーユイ抜き


最強の軸。禁止伝説なので、単体性能はしっかり壊れている。

このポケモンは本当に今までの攻めサイクルに欲しかった要素を全て持っている最強のサイクルパーツだった。例を挙げていく。

まず、水ウーラに後投げ出来るアタッカーというのが革命的すぎる。数値、耐性共に優秀で火力もある為後投げから余裕でワンパン出来る。
水ウーラ受け、という枠をわざわざ採用しなくて良いというだけで構築の自由度がかなり広がっている。同様に水、炎のオーガポンにも強い。

メガネイーユイのオバヒも普通に受けて返しでワンパン出来る。
物理特殊共に高水準な耐久数値があり、かつタイプ耐性も偉い。クッション枠を圧縮する必要がある攻めサイクルにおいてタイプ受けが出来るアタッカー、というのは本当に偉い。

タイプの優秀な点として電磁波無効も大きい。タスキ電磁波カミ、電磁波カイリューなどに妨害されることがないのはかなり動きやすい。
一定数いたHB電磁波カイリューに圧倒的に強く、水ウーラとの補完が良かった。
イナドラが接触技なので、ゴツメに触る点には注意。


エレキフィールドで自分と味方が寝ないのも偉い。コライドンの影響であくび持ちのヘイラッシャ・カバルドンが環境に多かったが、そこに対して強い。
ヘイラッシャのねむるを封じれる為、ハチマキウーラオスと合わせて崩すことも容易。
オオニューラにも比較的ストレスフリーに戦える。

それに加え、味方のクォークチャージやエレキシードを発動させることも可能。味方のサポートまで行えるのが器用すぎる。


ここまでタイプや耐久による受け性能、フィールドの強みについて語ったが、こいつの本質はやっぱりCSの高さによるアタッカー性能でしょう。

フィールドありのイナドラで無振りカミをワンパン出来る火力を持ち、最速スカーフイーユイを抜いている素早さも持つ。あまりにも意味不明。

スカーフなのにも関わらずおだやかHD252のハピナスがテラスボルチェン+テラスイナドラ2回で倒れるレベルの火力を持つ為、従来の攻めサイクルに必要なことの多かったスカーフ枠とメガネ枠(特殊高火力枠)を1体に圧縮出来る。

とにかくこいつ1体に強い要素が詰まりすぎている。サイクルの王。


地面+フェアリーの並びに技が一貫しないことで有名だが、私は大体目の前に通る技を素直に押していた。相手の引きに対してこちらもランドラオスチオンドクガに引ける為、無理に交換読みをしなくていい。
たまに勝手に深読みした居座りをして降参してくる人もいた。

勿論交代読みを決めてとんぼがえりを押せたりすれば強いが、あくまでも最終手段。
拘ったミライドンは技が一貫しないから弱い、みたいなことを言っている人をよく見かけたがそういう人は試合作りなどのプレイングが悪いか構築が弱い。スカーフミライドンはどうあがいても強いです。

私の場合は地面フェアリーの並びに対して、ミライドンで無理矢理択を合わせて崩すのではなくハチマキ水ウーラで破壊しに行く方向で対策していたので比較的安定して崩せていたんだと思う。
ミライドンに厚い選出をされた際はミライドンは対面操作枠になる。

無効タイプが多い、環境のメタ対象になっている、エレキフィールドのターン管理が難しい、など独特な使用感だった為扱いはかなり難しい部類だった。4月頃から仲間大会などで練習していた為最終日には練度をかなり高く仕上げられた。


技構成については、一致技のイナドラ、流星群、対面操作のボルチェンまで確定。
残り1枠には地面にも通る対面操作としてとんぼがえりを採用。初手に置いて地面と対面した際に押せば相手が勝手に水テラバケアの引きをしてきたりするので、そこにアドを取れる。純粋に残飯などの型判別、タスキ削りにもなる。

とんぼがえりは中間択になれるが、押せるなら火力のあるボルチェンを押したい。練度が高まるほどとんぼがえりを選択することは減った。
あとブリジュラスのミラーコート、メタルバーストが後続に入るのをケア出来る。この構築ではランドロスに対して反射技が飛んでくるのをケアするのに使った。
ホウオウ、ミミッキュなどの地面テラスがちらつく相手への安定択にもなった。

調整も非常に強かった。シーズンが始まる前に作った調整を1ヶ月ずっと使っていた。
1度だけスカーフコライドンと同速が発生したが、多分あんまり気にしなくていい。


ラスタルは電気技の火力を上げつつ弱点を等倍に出来る電気。電気の一貫が出来ればテラスイナドラだけで試合が終わるし、テラスボルチェンだけでも火力は凄かった。
なんなら一貫が無くても半減を押し切る火力はある。

選出率1位、約9割。地面が2体いても出す。



ウーラオス(連撃) @ こだわりハチマキ

テラスタイプ: みず
特性: ふかしのこぶし
性格: いじっぱり
195(156)-193(204)-139(148)-74-80-117
すいりゅうれんだ / インファイト / アクアジェット / とんぼがえり

調整意図
HB…特化パオの抜群テラバ確定耐え 特化パオのハチマキテラス砕く確定2耐え
特化カイリューの1竜舞スケショ5連最高乱数以外耐え
特化ゴリランダーのドラアタフィールド補正込み確定耐え
A…余りなるべく高く
S…最速アカツキガチグマ抜き抜き抜き ミラー下からとんぼしたい


破壊の化身。今期のMVP。個人的勝ち馬。

今まで悪ウーラオスしか使わなかったが、今期は水ウーラオスを使っていた。どちらもかっこよくて好きなポケモンなので、水のほうでも結果を出せて嬉しい。

レギュGから禁止伝説に不利で水ウーラオスの評価は落ちていた印象だが、個人的には全然最強ポケモンの一角になれるな、という評価。
パオジアン、グライオン、ディンルーなど水ウーラオスが減って調子に乗り出したポケモンをハチマキの超火力でしばき倒した。レギュEF最強ポケモンのウーラオス様を忘れてしまっていた人にこのポケモンのことを思い出させる仕事に就いていました。


ミライドンのとんぼがえりから地面タイプに出す、という動きはかなり無難ではあったが純粋に拒否しづらく強力な動きだったと思う。

サイクル構築がヘイラッシャでウーラオスを受けに来ていたが、普通にハチマキが受かっていないのでインファでマジレスしまくった。エレキフィールドであくびねむるも出来ず、全員どうしようもなくなって地割れを連打しだすのが面白かった。

ミライドン受けの貯水ドオーがついでに受けにくるが、そこにも強い。ハチマキを考慮出来ないプレイヤー、構築が多かった印象。

パオジアンやアカツキガチグマにも強いので、初手に置いて破壊しに行くことも多かった。スカーフとんぼ読みの動きが多かったが、普通にアドでしかなかった。


また、このポケモンの偉い点としてアクアジェットの火力が高いことも大きい。
テラスアクジェが特化カイリューのテラス神速と同じくらいの火力が出る。
例を挙げると、無振りパオジアンに対して
特化カイリューのテラス神速...93~109ダメージ
意地A204振り水ウーラのハチマキテラスアクジェ...88~104ダメージ

このように、若干低いとは言え火力指数自体はかなり近いものになる。
非常に強力な詰め筋となっており、相手ポケモン全員をアクジェ圏内に入れるという勝ち筋も用意出来て強かった。

有利対面を取った時の圧力が非常に高い為、中盤の崩し(数的有利の確保)を行う役割が多かった。
チオンジェン、ランドロス、ミライドンなどの数的有利を取った後の性能が高いポケモン達が多い為、数的有利を取りやすいウーラオスと嚙み合いが良かった。


技構成は一致技の水流インファ、対面操作のとんぼ、先制技のアクジェで確定。

調整は諸説かも。最終日にスカーフ黒バドのアスビの乱数を良くする為にA実数値を187まで落としてDに振る案を思い付いたが、火力がまあまあ落ちそうなのが気になった。
勇気が出なかったので変えずに潜ったが、どっちが良いかは分からない。

黒バドに水ウーラで突っ張る試合なんてほぼ負けなのでこれで良かった気はする。
火力面も割とカツカツだし、H振りノマテラハチマキカイリューマルスケ込みだとテラス水流で落ちないみたいなことになると最悪なので自分はこの調整にした。

ミラー下から動く為にS個体値を下げても良いが、最速アカツキガチグマのラインは激戦区なので下げずに使用した。気合いで下を取る。

ハチマキウーラオスはASが多い印象だが、私の場合Sが欲しいと思う場面は特になかった。それより意地の火力、圧倒的なHBに助けられる場面が非常に多かった。
個人的にはハチマキウーラオスはHAB振りを推したい。


テラスタイプは水で確定。テラス水流アクジェの火力が凄まじい。

選出率2位、約7割。ミライドンとの相性が神すぎた。最高のポケモン


ランドロス(霊獣) @ とつげきチョッキ

テラスタイプ: ほのお
特性: いかく
性格: ゆうかん
195(244)-182(4)-111(4)-126(4)-132(252)-93 *S16
じしん / とんぼがえり / がんせきふうじ / くさむすび

調整意図
HB...特化コライドンの晴れげきりん乱数上から2つ切って耐え
HD…特化黒バドのアスビ確定2耐え
A…地震でB4ウーラオスを96.87%の乱数2発
C…端数
S…個体値16で実数値93 無振りライコ-2 岩石封じ1回で最速ライコ抜き
下降補正ゴリランダー抜かれ ミラー下からとんぼ撃ちたい


最高のクッション。ほぼ毎シーズン使っているが、今期もしっかり強かった。

この構築では主にハバタクカミ・アカツキ、原種のガチグマ・ランドロス・チョッキディンルー・ブリジュラス・ゴリランダー・オオニューラを受けてもらっていた。

受け切るのではなく1度受けてとんぼがえりから対面操作、といういつも通りのことをしていたがレギュGでも変わらず強かった。後攻対面操作はサイクル構築の要。

タイプが強く、ミライドン・ウーラオスとの補完が非常に綺麗。優秀な相性補完からの対面操作を駆使した攻めサイクルは強固で崩されにくかった。

今期は氷テラバに襲われることも少なく快適だった。私はランドロスをあまり初手に置かないので、初手ランドに氷テラバ持ちを合わせてくる寒いプレイヤーに付き合わずに済んだ。
ミライドンの氷テラバは数が多かったが、ケアするのが難しい為ミライドンにはあまり投げない方向で考えていた。基本チオンジェンに頑張ってもらった。



地震、草結びがディンラッシャの並びに強く使いやすかった。アタッカー性能も普通に高いのでたまにランドロスの一貫が出来て勝てる。この環境は飛行タイプが少なくて地面の一貫が良かったように感じる。カイリューが少ないのはこの上無い追い風。


技構成は一致技の地震、無効のないS操作の岩石封じ、対面操作のとんぼまで確定。
@1にはヘイラッシャ、両方のガチグマ、ディンルー、カバルドンに強く刺さる草結びを採用した。他には大地の力、地割れ、嚙み砕くが選択肢だったがどれもいらないので草結びで良かった。結構撃ったしヘイラッシャが勝手に飛んだりして良かった。

調整は前々期から同じでS個体値を下げただけ。タケルライコとのS関係が微妙なのが気持ち悪いのでタケルライコ抜かれになった。先月から変えていたが、2ヶ月ミラーは全て下を取れた。チョッキランドロスはミラー抜かれ1択だと思う。

岩石1回で最速ライコ抜きだが、環境にライコがいなかったので、最遅にしてチオンジェンの下からとんぼを撃てる方が良かったかもしれない。今気付いたので反省点。


テラスタイプは炎。イーユイの氷テラバ・オバヒに強かったり、メガネカミのムンフォ、コライドンのフレドラ、パオの氷柱に耐性を持てる。ドラゴン耐性のある鋼も良かったが、炎耐性が重要だった為こっちにした。

選出率3位、約5割。練度の高さもあり、こいつを絡めたサイクル選出は強かった。




チオンジェン @ たべのこし

テラスタイプ: フェアリー
特性: わざわいのおふだ
性格: おだやか
192(252)-94-152(252)-115-171(4)-90
イカサマ / ギガドレイン / やどりぎのタネ / まもる

調整意図
HD...ミライツツミ意識で性格補正 特化珠ガチグマのテラスブラム87.5%耐え
HB...特化白バドのブリラン確定耐え
HPを192にすることで残飯の回復量が上がる


強すぎる補完。出しどころと技選択を見極めれば絶対に死なない。

こいつは選出する機会は軸と比べると少ないが、その分出した試合はほぼ全勝。
マジで誰もこいつを倒せなかった、やどりぎのタネが壊れ技すぎる。

食べ残しでHPが12回復するので、守ると合わせて常に24回復出来る。宿り木の定数を解除する為に引いたとしてもチオンジェンは食べ残しで無限に回復していく。
交代読み宿り木も大事ではあるが、わざわざそんなことしなくても普通に食べ残しだけでかなりの量を回復出来る。

食べ残しだけでなく、宿り木も普通に回復ソースとしてかなり強い。ガチグマ、ディンルーのようなHP種族値の高いポケモンに入ればありえないくらい回復する。
特に、レギュGでは禁止伝説の解禁で種族値の高いポケモンが増えた為、有利対面で宿り木を撃って禁止伝説が崩しに来ても宿り木の回復量が結構良い。

ギガドレもかなり偉かった。宿り木を入れて守った後に押す技が無い時に押せばダメージも入るし回復も出来るし強い。

また、数値もめちゃくちゃ高い。特化カイリューのハチマキ飛行テラバですらテラスを切れば宿り木込みで半分入らない。
特化アカツキガチグマも普通に受かる。ノマテラだとちょっと怪しいが、その場合はミライドンが通るというシナジーがあった。なんなら守るでブラムを透かせたら受かる。


このポケモンは出しどころが非常に重要だった。主にミライツツミ、アカツキガチグマ、竜舞カイリュー、ディンルー、カイオーガ、白バドを見るポケモンで、コライドンや黒バドには出さない。
コライドンは受からない、黒バドには身代わり瞑想に不利。だが、そこには出さないという最強の対策があった。一応黒バドにはいるだけで圧力になる。

環境から意識されているわけでもなかった為、普通にチオンジェンで終わっている構築も多い。コライドンレベルの高火力や積み技(物理はイカサマで死ぬ)などで崩すしかないのだが、それらの要素が無い構築は無数に存在する。

イカサマ、ギガドレが殴る性能を持っていて身代わりに強いのは勿論普通に火力を出すことも出来る。
水ウーラ、ツツミ、ガチグマにはギガドレで大きくダメージを入れながら回復、剣舞オーガポンや竜舞カイリューイカサマでほぼ瀕死。流石に強すぎる。


ミライドンが苦手な地面に強く、重いツツミにも有利なので相性が良かった。フェアリーチオン+ミライドンで相手のミライツツミにはかなり良い勝負が出来る。

守るがミライドンのエレキフィールドを枯らす為のターン管理としても強い。相手のミライドンをしっかり受けられるようになったり、味方のミライドンのエレキフィールドを管理して再展開出来たりする。勿論トリルにも強い。


ここまで沢山褒めちぎっているが、急所や宿り木外しが致命傷になることや基本テラス前提なのは難しい。フェアリーになれるのが偉すぎるのでテラスはガンガン切ったが、宿り木外しなどの下振れは相当きつい。最終盤は頑張ってくれたので良かった。

あと、一定数いたトリル+ゴチルゼルがめんどくさかった。白バドだけならウーラオスで勝てるが、白バドガチグマロンゲゴチルメタモンみたいなやつに勝てない。


技構成は宿り木守るは確定。カイリューと白バドへの遂行技でイカサマ、ツツミへの遂行技でギガドレを採用した。身代わりが欲しいことはなかった。

調整は無難におだやかHBだが、ミライツツミに安定させる為にDをもっと上げて良かったかもしれない。チョッキディンルーのヘビボンや白バドのブリランが痛いことを考えるとBもあまり削りたくないので難しい。


テラスタイプはミライドンの流星群無効のフェアリー。鋼よりも弱点が少ない点を評価しての採用。無難だが一番強いテラスだったと思う。

選出率4位、約5割。結構幅広く出せるし軸との相性も非常に良い。




テツノドクガ @ エレキシード

テラスタイプ: フェアリー
特性: クォークチャージ
性格: おくびょう
187(252)-67-96(124)-160-130-161(132) *A0
ほのおのまい / マジカルシャイン / どくびし / ふきとばし

調整意図
S...特性で上げる為にCよりも高くなるように
HB...余り B+1の時特化ハチマキパオのテラス砕く乱数上から2つ切って耐え


チオンジェンの最高の相棒。チオンドクガの並びは本当に美しい。

エレキシードという珍しいアイテムでの採用だが、足りない数値を補う最高のアイテムだった。この型を私に教えてくれたそうてんさんには頭が上がらない。

ミライドンから出せばBとSが上がって数値がすごくなる。従来のブエナドクガのパーフェクトフォルムみたいなもん。

炎毒の耐性、特性によるS上昇、耐久数値の高さからミライドンのクッションとして強い。このポケモンは少し特殊で、1度出せばその後引くことなく退場する。

毒びしを展開してその後ミライチオンやミライラオスで戦う形になる。数的不利からのスタートになりやすいが、毒びしの通りが良い構築には非常に強い動きとなる。

パオジアンに対してエレキシード、耐性などの要素で強く、ミライドンのボルチェンからの引き先になれた。しかし、終盤サイコファングパオジアンが増加しておりこちらのウーラドクガに一貫していることからミライドン対面サイコファングが多くて苦しかった。これをケアする為に初手ウーラオス始動が増える、という形になりました。


主にコライカミの並びに出す。メガネカミに受け出して毒びしを撒き、コライドンにマジシャを撃ってテラス切らせるorミライドン圏内に入れて退場、くらいまでこなせば良いのだがコライドンがテラスを切らずに倒れていくこともざらにあった。

あと、コライドンの晴れにただ乗りしてほのまいの火力が上がるのも強かった。結構な火力が出るし、上振れたらすごいことになる。

ミライランドラオスはコライカミに弱すぎることから24日くらいに限界を感じたが、29日頃にエレキシードドクガの存在を思い出し再び握ることにした。
これが本当に正解だった。今までメガネカミでコライドンを見ていたのが悪かったのにミライランドラオスを見捨てるようなことをしてしまったのは反省。


技構成は一致技のほのまい、コライドンへの打点でマジシャ、毒を撒く為の毒びし、対面操作が出来て積みを流したりも出来るふきとばし。

どの技もかなり強かった。これ以上の構成は思いつかない。


テラスタイプは悪、ドラゴンに耐性を付けてマジシャを一致にするフェアリー。コライドンに強くなれる、イーユイに強い、パオジアンに安定するなどが偉かった。

選出率5位、約3割。大体チオンジェンかウーラオスと出す、ミライドンはほぼ確定。




ガチグマ @ かえんだま

テラスタイプ: ノーマル
特性: こんじょう
性格: いじっぱり
223(140)-198(156)-128(20)-58-103(20)-92(172)
からげんき / じしん / くさわけ / つるぎのまい

調整意図
HP…16n-1 火傷ダメージが増えないようになるべく高く
HB...特化パオの氷柱乱数上から2つ切って耐え ホウオウのブレバのダメージが減る
HD...4振りムゲンダイナのダイマ砲確定2耐え
A…11n HB特化ホウオウを根性からげんきで68.75%の乱数1発
S…4振りチオンジェン抜き 草分け1回で準速ブリジュラス抜き


破壊の化身2。筋肉が凄すぎるクマさん。実質ウーラオス

受け構築には無類の強さを誇った。受けループ、黒バドドヒドディンルー、ホウオウドオーラッシャなどに選出する。

ガチグマだけで受け構築を完全に破壊するのは難しいが、ガチグマで物理受けを疲弊させた後に出すハチマキウーラが強い。役割集中による崩しが非常に有効だった。

環境に急増していた為メタ対象だったが、サイクルを回してメタをも乗り越える崩しを行えた。ガチグマウーラの並びが最強すぎる。
ミライドン、ウーラオスの対面操作から出せば即座に火炎玉を発動させて崩せるので、ラグが無くて動きやすかった。


崩し枠が必要なのか、というくらいにはミライウーラの火力が凄まじいのだが、現環境に置いて拘りアタッカーのみで受けを崩すのには厳しいものがあった。
その為、一緒に崩すポケモンとしてガチグマを採用した。

使用感はとても良かったが、やはり火傷ダメージがある為扱うのが難しいポケモンだった。レギュDでも使っていたこと、別の構築にてガチグマを採用していたことから練度はそこそこあったので助かった。

グライオンに展開次第ではめられるのが難しいポケモンだが、ウーラオスのお陰でその展開にも怯えることなく動けた。本当に相性が良い並び。

地味ではあるが、電気ゴースト無効の耐性がある為相手のこだわっている黒バド、ミライドンにも圧力があったと思う。無効タイプ持ちは構築にいるだけで偉い。


技構成は一致技のからげんき、非接触地震、クレベアマガとゴテラキョジ意識の積み技として剣の舞、残り1枠はSを上げて上から崩す為に草分けを採用。

調整はかなり使いやすかった。純粋に硬いのでそこそこの対面性能があるし、火力は十分だった。唯一気になったのはSで、草分け1回で準速ホウオウ抜きの方が良かったかも。ただ、耐久振りのお陰でギリギリで勝つ試合も多かったので難しい。
速いホウオウにあんまり当たらなかったし草分けを許さない動きが多かったのでこれで良かったかなーとは思う。


ラスタルはヘイラッシャを押し切る為にノーマル。耐性もそこそこ良い。

選出率6位、約1割。上位にホウオウが少なかったが、欠かせない枠だった。



選出パターン


ミライランドラオス
基本選出。5割はこの選出だった。

ウーラミライランド
初手を変えた選出。パオガチグマザシアンとかにはこっちがいい。

チオンミライラオス
ミライツツミにする選出。取り巻き次第でドクガも出す。

チオンミライランド
受け2枚選出。ミライドンにかなり強い。

ウーラチオンランド
ミライドンの一貫が終わってるかつ役割対象がいない時は大体これ。

ミライチオンドクガ
展開寄りな選出。チオンジェンで完封したい時に。

ウーラミライガチグマ
ホウオウ入りにはこれ。ウーラガチグマの役割集中に耐え切れない相手が多く、サイクル崩壊を沢山起こした。受けループなど、並び次第で初手ミライも出した。



重い相手


・テラパゴス
どうあがいても無理だった。ドクガで毒びしを撒ければなんとかなるが、撒けないことが多かった。ゼロフォーミングが強すぎる。

・ゴリランダー
ミライドンを受けながら試合のテンポを握ってくる。ミライランドラオスでとんぼがえりループして倒すが、まぁまぁな負荷がかかった。ウーラオスがゴリランダーに割と強いことに気付いてからマシになった。

・ハチマキホウオウ
崩す前に向こうから崩される。遅いやつだったらギリ行ける。ガチグマの着地タイミングが重要になるが、ホウオウ側のプレイングがブレブレで難しかった。

・スカーフ黒バド
ミライドンの体力管理に気を遣う必要がある。パオジアンの先制技で削れて圏内に入ったりするとかなりきつい。チオンジェン、ガチグマの選出を切ってアスビ連打してくる人が多すぎた。

・地面テラス黒バド
ミライドンが返り討ちにされる。一定数いた印象だが、ミライドン使ってる時だけ当たらなくなったので助かりました。

・地面テラスメガネカミ
お帰りください。一応アクジェでワンパンだけど裏次第になる。

・電気テラスチョッキミライドン
チオンジェンで受けにくく、ミライドンの圏内に入れるのも難しい。

・高速移動瞑想ミライドン
ミラーとチオンで勝てない。壁あるともっと無理。

・スケショコライドン
重いとか言っちゃ駄目だけど強すぎるからしょうがない。一応Bが下がればランドラオスで処理出来たりする。

・草テラスカイオーガ
ミライドン、チオンジェンで見ているのに両方完封される。無理。



構築のアピールポイント


・環境メタに回りすぎず、こちらの動きを押し付ける
新ルール1シーズン目ということで、環境があまり定まっていなかった。その為、普段好んでいる環境メタのサイクルよりこちらの禁止伝説を強く使うサイクルを意識した。
これはかなり上手くいったと思う。新ルール1シーズン目で勝てたことが今まで無かったが、この考え方をすれば上手く行くのかもしれない。

勿論、環境に多かったディンラッシャ、コライカミ、ミライツツミなどにはある程度のメタを張って勝率を確保しに行った。

・対応範囲の広い基本選出
ミライランドラオス選出が非常に強かった。初手ウーラで投げるパターンも強い。
相手の動きに対応することも出来るし、こちらから押し付けることも出来る。かなり再現性が高く、動きやすい軸だった。

・とんぼがえり3枚による円滑なサイクル
基本選出全員に交代技を所持させており、これのおかげで自由度が高いサイクルを形成出来た。チオンジェンの食べ残し、ガチグマの火炎玉とのシナジーもあり強力。

対面操作技は練度が高まるほど強く使えるので、とても楽しく対戦が出来る。
日頃からとんボループを行っているので、今期もプレイングで相手を翻弄出来た。



終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。
自分好みな完成度の高い攻めサイクルで2100を達成できて本当に嬉しいです。S16で初めて2000を取れたのにもう2100まで達成して自分でびっくりしています笑

今期は常に3桁帯で戦うことが出来て、30日・31日は2桁帯の相手と何人か戦って順当勝ちを沢山出来たので本当に嬉しい限りです。最終日のラスト3戦は自分が2桁から潜っていたので、とても良い体験が出来たシーズンでした!

構築だけなら最終2桁は狙えるレベルだったし、最終日のプレイングもかなり良かったので21で保存したのはちょっと後悔かも。最終2桁のレート的にもう1戦勝っていれば最終2桁だったぽい。
まぁ、目標だったレート2100は達成出来たので保存で良かった気がします!最終2桁は今後の目標として取っておきます、次はもっと強い構築組んで挑む。

1ヶ月の取り組み方などに関する振り返りは長くなるのでまた別で記事を作ろうと思います。自分用の記録ですが、興味あったら読んでください。

何か質問があれば気軽にどうぞ。ここまでお疲れ様でした、それでは!



スペシャルサンクス

・一緒に構築を考えてくれたそうてんさん、するめさん、のちさん

めっちゃ参考になったしモチベになった!マジで感謝
特にそうてんさんはエレキシードドクガの存在を私に教えてくださった神。

・最終日前に通話してくれたラクダさん

モチベ爆上がりしたし参考になる話沢山してくれたし凄く助かりました。

・シーズン序盤に通話してくれたやらかしさん

前からずっと憧れていた方だったので喋れて本当に嬉しかった。色んな話を聞かせてもらえて参考になりました。

・構築相談を聞いてくださった8luさん

補完枠に困っていた時に具体的なアドバイスや案を沢山くださった方。軸のミライランドラオスをべた褒めされてめちゃくちゃ嬉しかった!

・エレキシードテツノドクガの原案者であるハラミさん
構築記事を公開した後DMにて連絡をくださったので追記させていただきました!
エレキシードテツノドクガはマジで今期の救世主でした、原案者の方が見つかって良かったです。頭が上がらないです...!

・終盤に心がすさんでいた私を見守ってくれた方々

萎えててすみませんでした;;

・応援してくれた方々、仲良くしてくださっている方々

いつもお世話になっております!!


皆さん本当にありがとうございました!お世話になった皆さんには感謝してもしきれません。今後ともよろしくお願いいたします!